筋膜ストレッチ
お仕事や日常生活の中で長時間同じ姿勢を取っている。
最近肩や腰がコリやすくなっている。
座っている姿勢や立っている姿勢がゆがんだ姿勢になっている。
最近身体の柔軟性が著しく低下している。
体のバランスが崩れ負荷が均等にかかっていない。
運動不足、スポーツ中のパフォーマンスの低下。
心因的なストレス。
怪我や故障、お身体のダメージの蓄積。
筋膜とその働きとは
筋膜とは筋肉を包む膜のことです。
細かい物では筋肉の繊維を包むものや、大きなところでは体全体を包む膜です。
それらの筋膜はある一定の法則で連結していて、バランスを保っています。
そのため、筋膜の一部に機能障害が起きると、離れた部位の機能に影響を及ぼすこともあります。
またこの筋膜にシワができたり固まったりすると、筋肉のコリなどの症状を引き起こすことがあります。
筋膜に機能障害が起きると筋膜は水分を失ってしまい柔軟性の無い筋膜となります。
たとえば自分の着ている服を一部分から引っ張られたような窮屈な状態になります。この窮屈さは柔軟性をなくした筋膜だけでなく、そこにつながる筋膜のバランスを乱す原因となります。
なぜ筋膜ストレッチが必要なのか
筋肉は一本の太い塊ではなく、非常に細い筋線維がたくさん集まっており、その中を血管や神経が通っています。
筋線維が緊張すると、一本一本が太く短くなって周りを包んでいる筋膜の袋いっぱいに広がります。よって筋膜の中では筋線維の膨張が起こります。その圧力で、押し潰されるのが筋線維の中を通っている血管や神経です。そのために血流が悪くなり、筋肉も硬くなっているのです。
特に静脈と呼ばれる血管は、動脈のように血管自らが脈を打って重力と共に血液を送っているのとは違って、血液を通す柔らかいパイプです。そのため、筋線維の圧力で簡単に押し潰され、うっ血を起こしてしまいます。しかし筋肉自体が緊張することは悪いことではありません。
筋膜が正常でないとどんな症状が起きるのか
筋膜の癒着によって起きやすい症状はさまざまです。
筋膜と筋線維が癒着することで、筋肉への負荷が強くなってしまうと、さまざまなお身体の不調が起こる可能性があります。
肩こり・腰痛・しびれ・筋力低下など、直接筋肉に起こる症状だけでなく、疲労が蓄積しやすくなる、回復力が低下する、自律神経への影響などが出てくることもあります。
癒着している部位をほかの筋肉でカバーするために広範囲にわたって痛みが出る場合もあります。
運動などを行うと、筋肉は緊張と弛緩を繰り返します。これは、筋肉にとっては好都合なことです。弛緩したときには新鮮な血液がドッと送り込まれ、次に緊張すると老廃物を含む血液が絞られるように流されるからです。つまり、筋肉の緊張と弛緩がリズミカルに行われることで、静脈は自ら脈を打たなくても重力に逆らって血液を心臓に送り返すことができるのです。
股関節の筋肉が硬くなれば、血流が悪くなるだけではなく、筋肉の柔軟性も失われ、股関節の動きが悪くなったり、こわばったりしてきます。
当院の筋膜ストレッチ(筋膜リリース)とは
筋肉の緊張は、弛緩と組み合わされて初めて仕事を全うすることができるのです。緊張だけが長期間続くと、新鮮な血液を送ることも、老廃物を回収することも困難になります。その一つが肩凝りで、うっ血した血液の中に老廃物が溜まった状態ともいえます。こうなると、肩はガチガチに硬くなります。
筋膜ストレッチとは筋膜の委縮や緊張、癒着を引き剥がしたり、引き離したり、こすったりすることで、正常な状態に戻す施術です。
筋膜のよじれやねじれを解消して、正しい筋肉と筋膜の伸長性と筋肉の動きの回復を促していきます。
筋膜ストレッチは従来のストレッチのようにある一定の方向に伸ばすのではなく、筋膜をさまざまな方向に解きほぐしていくことです。
その施術をうけるとどうなるのか
筋膜ストレッチを実施することにより、お身体のバランスが整い、お身体が軽く感じられるようになります。また継続することでお身体の良い状態を保てるようになり、動きやすくなっていくのでスポーツのパフォーマンス向上、腰痛・肩こり・股関節・膝の痛み予防としても活用して頂けます。
年齢を重ねるごとに、お身体は硬くなり予期せぬことから怪我に繋がるリスクがあります。普段中々ご自身では伸ばせないところである肩や腰、股関節周りなどのストレッチを行うことにより可動域が広がり、お身体の柔軟性が向上します。
また筋膜をリリースしますので、内臓下垂も解消し下腹ぽっこりや便秘の解消、リンパの流れも良くなり、冷えやむくみの解消に繋がります。
施術頻度は??
筋膜ストレッチに限ったことではないのですが、症状が強いときは出来る限り間隔を開けずに続けて通院していただくのが理想です。
症状が落ち着いてきたら、2~3日に一度のペースで大丈夫です。
一般的に、“治療”していく為には、悪い部分の直接的な処置はもちろんのこと、お身体に痛み・違和感・可動域制限などが“ある” のが当たり前の脳から、“ない” のが当たり前の脳に、脳内の情報を書き換えないといけません。
その為には、最初は出来るだけ毎日施術を続け、症状が安定してきたら週に2~3回、少なくても半年から1年継続していただくことにより定着してきます。