不眠症Q&A
不眠症関連でよくある質問と回答①
Q 寝ても休めた感じがせず、疲労感も残ったままで困っています。眠りが浅いのには自覚があり、途中で何回も目が覚めてしまったり、朝起きれなくて寝坊してしまったり起きれても全然スッキリしません。原因と改善方法は何ですか?
A 人は深い眠りにつくことで、脳や身体の疲労を解消しています。なので、眠りが浅いと寝たはずなのにあまり休めた感じがしない、全然疲れが取れた気がしない、と感じてしまいます。
そこで重要になってくるのが【ノンレム睡眠】と【レム睡眠】です。ノンレム睡眠(60~80分)は、脳も身体もぐっすり休めている状態のことを言い、レム睡眠(10~20分)は身体は休めているが脳は休めていない状態のことを指します。夢を見ている時は【レム睡眠】という事になりますね。この2つのサイクルが上手くいかないとすっきりとした状態で朝を向かえることができません。
改善方法としては生活習慣や睡眠環境を変えたり、日頃のストレスを軽減させることにより、睡眠の質を高める事が出来ますよ!
不眠症関連でよくある質問と回答②
Q 最近、布団に入ってから中々眠れず、気付いたら何時間も経ってしまっていることが多くあります。身体自体は疲れているので次の日の仕事に影響してしまいとても困っています。なぜ寝る事が出来ないのでしょうか。また、改善方法などはありますか?
A 「布団に入っても中々寝れない」その原因として、
①生活リズムの乱れ / ②会社、人間関係からくるストレスや不安感 / ③タバコやアルコール、カフェインの摂取 / ④心身の病 / ⑤就寝環境
などが挙げられます。
上記の改善方法としては体内時計を整えたり、運動を習慣化し規則正しい生活を心がけること / 睡眠前の刺激物、携帯の利用を避けしっかりと寝る環境を整えること / ストレスを発散し、リラックスすることなどがあります。
また、寝る前にストレッチをして身体をほぐしたり、温かい飲み物を飲むことも効果的です!
不眠症関連でよくある質問と回答③
Q 睡眠時間が短すぎると疲れが取れた感じがせず、次の日に影響してしまいます。ですが逆に長くとりすぎてしまうと頭や身体がだるくなり負担がかかっているような気がします。最適な睡眠時間はどれくらいなのですか?
A 睡眠時間は長くても短くても身体に様々な影響を及ぼしてしまいます。最悪の場合、死につながってしまうケースもあるんです。
年齢や季節によって異なる睡眠時間ですが、成人の方の理想は6~8時間と言われています。7時間を中心にU字カーブを描くように身体に影響を及ぼしているというデータもとられています。
そうはいってもそんなの人それぞれでは?となりますよね?目安としては、7時間前後で日中眠くならない程度です。忙しくて睡眠時間を確保できない方もぜひ、日中の隙間時間をうまく使い夜は自分の時間に回せるようにしてみてはいかがでしょうか!
不眠症関連でよくある質問と回答④
Q 夜間の就寝中に、毎日同じような時間に頭が痛くなります。自律神経症状などはないですが、55歳を超えてから少しずつ増えてきてしまったような気がします。このようなことはあるのでしょうか?それとも脳の神経などに問題があるのでしょうか?
A ご質問ありがとうございます。考えられることとしては「睡眠時頭痛」ですね。就寝時に一定の時間になると頭痛がはじまる事から「目覚まし頭痛」とも呼ばれています。50歳以上から増えはじめ女性に多く発生するといわれています。発生する平均年齢は63歳です。
特徴としては、鋭い頭痛があります。また、脈の打つ頭痛や、強い頭痛を伴うこともあります。前頭部もしくは全体的な痛みです。15分~4時間程度続いてしまいます。
頭痛が起きた時に、カフェインが有効です。コーヒーを飲むと軽減されることがあります。また、寝る前に飲んでも予防できる効果もあるようです。カフェインを取るように意識してみましょう。
不眠症関連でよくある質問と回答⑤
Q 最近眠気が酷い日が多いです。前日もしっかり眠ったので、睡眠が足りていないわけでもないのですが兎に角、毎日とても眠いんです。考えられることや原因、日常生活で気を付けたほうがいいことなどはありますか?改善はするものでしょうか?
A 病気の一症状としての「過眠」という事が考えられます。ストレスを多く溜めていないでしょうか?秋から冬にかけて抑うつ気分がでて、春から夏になると良くなる事を繰り返すものもあります。それを冬季うつ病(季節性感情障害)といいます。
考えられることとしてその他にも、①長時間睡眠者 / ②寝具や光・音、湿度、温度に関するもの / ③アルコール、カフェイン、アレルギー / ④花粉症、甲状腺機能、頭部外傷 / ⑤うつ病などの精神障害 / ⑥睡眠時無呼吸症候群 / ⑦時差ぼけ、夜間勤務 / ⑧ナルコレプシー、過眠症
などの疾患が考えられます。断定をして改善していくためには、一度病院へ行っていただき相談することをお勧めします。