悩みタイトル

立ち上がる時に痛い
寝てる時、座っている時は痛くないけど、立っていると痛い
正座ができない
階段の昇り降りが辛い
膝が伸びない
体重がかかると痛い

何かに当てはまる方は、もしかしたら『変形性膝関節症』かもしれません。

変形性膝関節症に対する当院の考え

当院では、変形性膝関節症の患者様の診療において、膝だけでなくお身体全体を総合的に評価し、負荷が過度にかかる原因を特定することに注力しています。
膝に負荷が過度にかかっている理由や筋力低下の要因(生活習慣など)をヒアリングさせていただきます。

多くの方では、体幹と呼ばれるインナーマッスルの低下が見られ、骨盤の位置が後傾し、猫背姿勢になる傾向があります。腸腰筋の筋力低下により股関節が外旋し、膝への負荷バランスが悪化する可能性があります。これらの要因によって、膝へ過度な負荷がかかると考えられます。

大腿骨と下腿骨がぶつかり合うことで関節内に棘(とげ)が形成される場合もあります。

筋力を高めてバランスを整えることは、痛みの軽減や病態進行の改善につながると考えられています。
当院では、筋力トレーニングやバランス改善のための適切なエクササイズやリハビリテーションをご提案し、患者様の状態に合わせた個別の施術プランを立案しています。

変形性膝関節症を放っておくとどうなるのか

変形性膝関節症が進行すると、筋力低下の状態も進んでいきます。筋肉が低下したままで歩行をすると、強い痛みが生じることもあります。変形した関節にできた棘(とげ)が立ち上がったり曲げたりする際に神経を刺激し、痛みを引き起こすことがあります。

症状の初期段階では、関節水腫(膝に水分がたまる状態)が起こり、強い炎症が発生することがあります。中期に入ると炎症が収まり、O脚の傾向が現れ、膝と膝の間が広がっていきます。
この段階でバランスが崩れ、徐々に痛みが出現し、変形が進行します。

後期になると、変形が慢性化し、膝のO脚が進行して関節が変形します。変形の程度は個人によって異なりますが、多くの場合、筋力低下や不良姿勢(猫背)の状態も発生することがあります。

変形性膝関節症の軽減方法

痛みが強い場合は、膝の安静や固定を行うことが適切です。もし炎症があるようであれば、まずは安静にしていただくことが重要です。

痛みが落ち着いた後には、筋力低下した部位にアプローチし、マッサージや電気療法、温熱療法などを施します。
特に内側広筋と呼ばれる大腿部の内側の筋肉が筋力低下していることが多いですので、トレーニング方法をお伝えします。

同時に、体幹のインナーマッスルの筋力も確認させていただきます。当院では、レントゲン撮影や注射、薬、大きな固定具などを使用せず、無害な手技による徒手整復法を用いて、患部を正常な状態に近づける施術を行います。

変形性膝関節症の軽減が期待できる施術メニューは?

当院では、変形性膝関節症に対して以下のような施術メニューをご用意しています。

EMS(電気療法)
痛みを軽減するために電気刺激を用いた施術を行います。この施術によって筋肉の緊張を緩和し、血行を促進させる効果が期待できます。

楽トレ
変形性膝関節症によって筋力低下が起こっている場合、インナーマッスル(体幹の筋肉)を強化するトレーニングを行います。
これによってバランスを改善し、膝にかかる負荷を軽減する効果が期待されます。

全身矯正
膝だけでなく、全身のバランスを整えることで膝にかかる負荷を均等に分散させます。
骨格の歪みや筋肉のアンバランスを調整し、身体の正しい姿勢を取り戻すことを目指します。

筋膜ストレッチ
大腿部の筋肉や筋膜の硬さや緊張を緩和するためのストレッチを行います。これによって関節の可動域を広げ、膝の動きを改善する効果が期待されます。

骨盤はがし
股関節の可動域を向上させるために、骨盤周りの筋肉や関節を調整する施術を行います。これによって膝にかかる負荷を軽減し、動きの促進が図られます。

当院では、病院とは異なり、レントゲン撮影、注射、薬、大きな固定具、手術などを使用しない保存療法を中心に施術を行っています。
手技療法、温熱療法、電気療法、全身矯正などを組み合わせ、患者様の状態に合わせた施術プランをご提案しています。

その施術を受けるとどう楽になるのか

当院では変形性膝関節症に対して症状に合わせた施術メニューを提供しています。

EMS(電気療法)
痛みを軽減するために神経に刺激を与える施術です。これによって痛みを和らげ、また再生能力を高める効果が期待されます。

楽トレ
正しい姿勢を取るためにインナーマッスルを刺激し、トレーニングを行います。
これによって姿勢の改善や筋力の向上が促され、膝にかかる負荷を軽減する効果が期待されます。

全身矯正
膝だけでなく全身の骨格や姿勢を調整する施術です。歪みを見つけてバランスを整えることで、膝にかかる負荷を均等に分散させ、症状の軽減を図ります。

筋膜ストレッチ
腰や大腿、下腿部の筋肉や筋膜の硬さや緊張を緩和するためのストレッチを行います。
これによって可動域が広がり、膝の動きや痛みの軽減に寄与します。

骨盤はがし
腰や股関節周りの筋肉を緩め、動きを改善し可動域を広げる施術です。バランスの崩れた筋肉や関節を調整することで、膝への負荷を軽減する効果が期待できます。

軽減するために必要な施術頻度は?

症状が強い場合や急性期では、週に3回から4回の来院が適切とされています。このような頻度での施術により、症状の緩和が期待されます。

ただし、症状が落ち着いてきた場合は、週に1回から2回程度の来院で十分な場合もあります。
個人の状態や進行具合によって適切な頻度が異なるため、症状の変化や患者様の自覚症状を踏まえて、施術頻度を調整していきます。

特に高齢者の場合、変形性膝関節症の筋力強化には時間がかかることがあります。半年以上から1年以上の期間が必要な場合もあります。
日常生活でのセルフトレーニングの重要性も強調されています。
自宅でのトレーニングを継続し、自身の症状軽減のために積極的に筋力強化を行うことが重要です。
継続的な努力が大きな変化へとつながりますので、症状に真摯に向き合いながらトレーニングを行いましょう。

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