ぎっくり腰と呼ばれるものは、急激に起きる腰痛の総称である。
中でも多いのが腰ついのねんざである。
腰の周りの筋肉や筋膜の一部が切れ、背骨の両脇あたりに痛みが走るものでる。
主な原因は、重い物を持ち上げたり、体をひねったりした時に起こるもので、
腰を曲げられなくなってしまう。
病状としては、激痛のため少し上半身を前かがみにしてしか歩けなかったり、
上半身を後ろにそることができなかったり、
歩くたびに振動で腰に痛みが増すので、
ゆっくり静かにしか歩けなかったりする症状である。
ぎっくり腰や椎間板ヘルニアにかかる人は、重労働の人は意外と少なく、
デスクワーカーや車好きの人に多いというデータがある。
いすに座りっぱなしだと、体を支える体重が腰にかかってくる。
そのままにしておくと、血液の循環が悪い椎間板に負担が掛かり、
ヘルニアが出てしまい、神経が圧迫されて痛みが出てくることが多い。
◆座りっ放しに注意◆
長時間いすに座りっ放しは、いちばん腰に良くない。
時々いすから立ち上がり、軽く体を動かすことをお薦めしたい。
そして、歩く時も背筋を伸ばして歩くと腰の負担が軽くなる。
最近では温泉治療などが注目されている。